新しい元号を迎えても、 終戦後の未来を生きているという事実は変わらないようで

Bymaria

新しい元号を迎えても、 終戦後の未来を生きているという事実は変わらないようで

異国で生きるということは 
日本を離れて

より日本人になるということなのかもしれない



外国人として異国に住んでいると
あたかも日本代表のような質問を受けることが往往にしてある 


今日はWework内のSingaporeanの友人と
新しく入社したタイ人の部下とのランチ中に


日本のステレオタイプとしてよく出てくる言葉に
A nail that stands will be hammered down
(出る杭は打たれるという)

って言うけどそれはなぜ? 
Outstandingだといけないって一体どういうこと?? 


Singaporeでは完全に真逆で、
授業中に質問をしない生徒なんて スコアが貰えないし
存在がないものとして見なされちゃうから
みんな我先にと手を挙げるよ 


と心底不思議そうな顔をして聞かれる 



第二次世界大戦後の高度経済成長期を支える国家システムとして 
強力なトップダウンで失いかけたアイデンティティを 
維持していかねばならなかった経緯や 

かつての終始雇用制度の崩壊により 
旧態依然の教育制度と実社会で求められることのギャップに 
多くの人が苦労していること、
特に海外に出た時に日本の教育や報道の偏り方を思い知らされること 



などなどを話していると
ありがちな流れで話しは第二次世界大戦にまで及ぶのでした 



韓国人と中国人が今もなおこれほどまでに日本人を毛嫌いするのはなぜ? 
なぜ日本は国民に過去の歴史を美化した形で教育するの?
(シンガポール人の友人V)

すごく言いにくいのですが 
そして悪くとって欲しくないのですが 
実際、私の中国人の祖父は日本が大嫌いなんです 
(スタッフR)






ボストンに住んでいた時に仲良くなった韓国人の友人に誘われて 
ディナーに行ったことがありました 


当時日本では竹島問題がニュースになっており

この島問題についてどう思う?と彼に聞くと 


一瞬の間を置いて
Mariaとは友達でいたいからその話しは今後絶対にしないで欲しい 

と見たこともない鋭い目で言われたことを思い出しました 



日本から見るとシンガポールも中国もタイも 
それぞれ魅力的な観光地でしょうし 
特にタイやシンガポールは親日国だと思っている人も多いでしょうし 
実際にそういう部分で恩恵を受けているのも事実です


世代にも、環境にももちろんよるのでしょうが
親日という言葉の意味の重さや背景を考えるとき 
こちらのブログが印象に残ります 



http://www.minako-amamiya.xyz/entry/syonanto 



正直、Mariaは戦後の教育について日本人としてどう思ってる? 


大好きな窯焼きのパルマハムのピザを食べながら
友達から投げかけられる冷たい刃のような質問に 
正解のない深い問いに


日本人として異国に住むということを 
改めて思い出させられたのでした 


複数国の外国籍の家族がいるので
幼い頃から日韓関係を中心とした問題に
直面することはあったのですが 


過去の延長線上を生きる一日本人という自分の側面を
タイでもまた見つけるのでした




9th May, 2019
Maria

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