Yearly Archive 2019

Bymaria

News

Our CEO had an interviewed by ASIAN LEADERS CAREER.

”タイで頑張るビジネスパーソン!-10”

タイで頑張るビジネスパーソン!-10

Bymaria

7週連続でお届け Vol.1 From Thursday by Mioka

今週から夏休みを利用して

インターン生がジョインしてくださっています


7週間の短期間なのですが、今週から7回はMiokaさんにバトンを渡し 
キラッキラの20歳の彼女から見えるタイ、そして弊社の様子を
お伝えできればと思います

ーーーーー

海外インターン in バンコクの徒然日記 


初めまして、Miokaです。 
夏休みを利用して、タイで海外インターンを始めました。 
大学の専攻はヒンディー語です。
(この時点で大学名がほぼバレますね…) 
もともと海外に出るのが大好きで、
短期留学や海外旅行にもちょくちょく行っています。 



初めて来たタイは、とにかく暑い。
空気がむわっとしていて、これぞ南国。 
でも買い物には困らないし、日本料理を食べられるお店もいっぱい。 
特に果物とカオマンガイ(チキンがのっているご飯)はお気に入りです。 
渋滞はかなり深刻ですが、電車を使えば大丈夫。(ラッシュは東京よりマシ) 
とても便利で暮らしやすい国です。 



私が5th consultingで海外インターンを始めたのは、
海外のビジネスシーンを間近で見たかったのと、
人事コンサルに興味があったからです。 
将来は人と密に関わる仕事がしたくて、
人事系の会社をエージェントさんに紹介してもらいました。 


それにMariaさんとWebで面談をした時、
とてもキラキラ仕事をしているように見えて。 
この人と一緒に働きたい!近くでこの人の仕事を見たい!
って率直に思いました。 



職場の雰囲気は思っていたより静かで、でも温かい雰囲気。
みんな真面目に仕事していて、
分からないことを質問するとすぐに答えてくれます。
「大丈夫?」って声をかけてくれたり、本当に優しい人たち。 
休憩時間や仕事終わりには雑談もしています。 



タイで働くのは、日本で働くよりある意味自由だと思います。
服装もカジュアルだし、仕事や会社を変えるのはよくあること。
むしろ変えない方が珍しいみたいです。 



でも毎日電車に乗って、仕事をして…っていうのは日本と同じ。
私が働いているのはサトーン地区で、日本でいうと丸の内みたいなところ。 


高いビルがたくさんあって、みんな足早に歩いてる。
電車の中にはサラリーマンやOLの疲れた顔がたくさん。 


こういうところは東京とすごく似ているなあって思います。 
まだ田舎の方に行っていないのでわかりませんが、
経済発展が進むとどの国も同じなのかなあ…って。



東京とバンコクが似ていることに安心はするし、
暮らしやすいと感じるのは確かです。 
でもどうせなら、全然違うところも発見してみたい。 
ぜひインターン中に探してこようと思います! では来週に続きます。



25th July Mioka




まだタイに来て1週間も経っていないMiokaさんの
フレッシュな感想を頂きました


私はタイに来てあと数ヶ月で丸3年、
起業して2年を迎えるのですが
ここにきてかなり優秀なスタッフが揃っており


思えばタイに初めて驚いたタイ人スタッフの
数々の奇行(?)や珍事件などをMiokaさんにみせられないのも
なんだか不思議な気分になりました


現在のスタッフは


R:タイ語より英語が得意で2歳の頃から
バイリンガル教育を受けて育ったトリリンガルの超お嬢様
10人の家族と12人の住み込みのお手伝いさん、14台の車保持、噴水あり。笑
(なぜうちで働いてくれているのか考えると本当に不思議になるのですが・・)
入社初日から私の右腕として毎日あらゆるマルチタスクを爆速で片付ける新卒



J:チュラ卒、元SE、日本語N1、英語完璧
何よりハートが素敵すぎる男性で
誰かが何か困っていると手を止めて解決までサポートしてくれたり
常に中立的な立場で周囲を立てながらチームに貢献してくれる
素敵すぎる28歳の男性。
(仕事外でも彼を思い出すだけで癒されます)
ふとしたご縁で出会い、ふとしたきっかけで声をかけ、
5人の組織ながら現在IT部門を立ち上げ日々誰も分からない
未知の分野の開拓に全力を注いでくれています



S:チュラ卒(学士)・タマ卒(修士)・英語ほぼ完璧・N2取得中
日本に住んでいたこともあり日本文化が大好きな女性。
人が好きで面倒見がよく、真面目で熱心、実務能力にも長け、
短時間で成果を出す影のキラーエース。
彼女が来るだけでオフィスが柔らかくなります。



C:日本の大学を卒業しているインドネシア人のギャング
彼は・・天然なのか分からないのですが
彼が真剣にやっていることでも
全て笑わせてくれるムードメーカー。
現在は終業後にタイの大学院に通っています。
実家はインドネシアに大学やホテルを有するお坊っちゃま。
新卒でバイトでDJもしているようで見た目はギャングスター。
入社したての頃にかなり厳しくフィードバックをしたのですが
本当に長時間集中して成果にコミットする姿勢をみせてくれており
この短期間のbefore&afterの進化に感動させられています。



と、今はかつてない努力家&秀才メンバー達に恵まれ、
中々これほどのレベルを揃えるのは難しいのではないかというほどなので


Miokaさんの”オフィスは意外と静か”という感想に
自分ごとながら会社の成長を感じてしまいました・・



Miokaさんも私も東京出身なのですが
バンコが確かにどことなく東京と似ていて
懐かしさや住みやすさを感じるのは共通点でした

 

まだインターン4日目なのですが
Miokaさんの素晴らしいのは集中力と柔軟性
何事にも前向きに挑み、集中して時間内にやり遂げます
くるくるの大きな瞳で何を見付けるのか来週も楽しみです



そしてまだ4日目なのですが
それぞれのスタッフが時間を割いて
Miokaさんに優しいフィードバックをしたり
仕事を教えてあげている様がなんだかとっても温かくて
目の前で繰り広げられるシーンに毎日密かに胸を打たれています



それでは来週に続きます!

From Thursday  Maria

Bymaria

はるかかなた振りの木曜日、移行中にてごめんあそばせ

船着場から陸まで熱帯魚たちがお出迎え 

イルカの家族が朝陽を浴びながら優雅にお散歩してて 
視界を飲み込むほどの大きな存在感の黒と白のシャチといったら 



真っ白でスムースな砂浜を焦がすようなサンシャイン
肉体美を競うステージのような美しいヌーディストビーチ
どうして風を浴びてみんなで食べる食事はこうも美味しいの



大自然を駆け巡っているうちに迷子になってしまったラハイナ
天井の高い木造一軒家の家の中の囲炉裏でした花火、もくもくもく 
寝たふりをしてベッドから落ちておばあちゃまを驚かせて心配させてみる 



そう、フワッフワの真っ白な雪に誰にも気にせずに全身でダイブ! 
重いスキーの板はもう、リフトから落としちゃって、
場所だけ忘れないように自分だけの目印 
ナイターはカラフルな光に照らされたイルミカルな世界 



ママとおばあちゃまの分の重たい荷物を背負って歩いて 到着する頃には疲労困憊、
リュックに入れてたあんパンの存在を忘れてその上に座っちゃって 
それに気づいて悲しくもないのに大泣きしちゃって皆んなで大笑いしたり 



バターを作るのかブルーベリージャムを作るのかそれはそれは大きな決断だった遠足 特別の日のママの手作りのお弁当、蓋を開ける前のドキドキ 
ちょっと気持ち悪くて全然慣れない牛の乳搾り 



そんな端をドリブルしながら歩いたら危ないって言ってるのに 
結局落ちそうになって切り傷をして平気そうにしてるパパ、
本当はすごく痛いんじゃないかなって気になって



沢山のガールズが使うものだから髪が詰まって池みたいになるシャワールーム 
パパのマークは怒るのに、お風呂みたいで良いじゃないってママのシンディー 
トマト缶を使っただけの、茹で過ぎパスタはとびきり不味くて! 



空が見えないほどの星くずで埋め尽くされた空 
森の中のミルキーウェイとシューティングスター 
緑のチェックのスカートの制服のまま飲む、ビールの不味さとドキドキと





過去は不思議 
決して帰れないのに、いつまでも新しくて



今はなんとなくワープ期間というか 
頭の中も気持ちの置きどころも世界線の移行を遂げているような 
物凄いスピードで事態が進んでいて



トランジション中
という理由で更新が滞っているということにして。笑



そんなことが伝わればと

私の中の思い出の一部を
場所ごとに引っ張り出して書いてみました 


上から順に 



サンタカタリナ島 
ゴールドコースト 
那須 
越後湯沢 
奥入瀬渓流 
マザー牧場 
どこかの土手 
ボストン 
オーックランド 




2019年上半期にやり残したことを急ピッチで進めつつ

皆さんの下半期の絵はどんなストーリーになっているのでしょうか 



雨のカーテンで世界を遮断して

誰のことも気にせず思い切り大きく描いて 

お気に入りの額にしまって 

キラッキラのライトを当てたら 

目線の遠く先に飾ってしまいたいものです





27th June 2019
Maria

 
Bymaria

新しい元号を迎えても、 終戦後の未来を生きているという事実は変わらないようで

異国で生きるということは 
日本を離れて

より日本人になるということなのかもしれない



外国人として異国に住んでいると
あたかも日本代表のような質問を受けることが往往にしてある 


今日はWework内のSingaporeanの友人と
新しく入社したタイ人の部下とのランチ中に


日本のステレオタイプとしてよく出てくる言葉に
A nail that stands will be hammered down
(出る杭は打たれるという)

って言うけどそれはなぜ? 
Outstandingだといけないって一体どういうこと?? 


Singaporeでは完全に真逆で、
授業中に質問をしない生徒なんて スコアが貰えないし
存在がないものとして見なされちゃうから
みんな我先にと手を挙げるよ 


と心底不思議そうな顔をして聞かれる 



第二次世界大戦後の高度経済成長期を支える国家システムとして 
強力なトップダウンで失いかけたアイデンティティを 
維持していかねばならなかった経緯や 

かつての終始雇用制度の崩壊により 
旧態依然の教育制度と実社会で求められることのギャップに 
多くの人が苦労していること、
特に海外に出た時に日本の教育や報道の偏り方を思い知らされること 



などなどを話していると
ありがちな流れで話しは第二次世界大戦にまで及ぶのでした 



韓国人と中国人が今もなおこれほどまでに日本人を毛嫌いするのはなぜ? 
なぜ日本は国民に過去の歴史を美化した形で教育するの?
(シンガポール人の友人V)

すごく言いにくいのですが 
そして悪くとって欲しくないのですが 
実際、私の中国人の祖父は日本が大嫌いなんです 
(スタッフR)






ボストンに住んでいた時に仲良くなった韓国人の友人に誘われて 
ディナーに行ったことがありました 


当時日本では竹島問題がニュースになっており

この島問題についてどう思う?と彼に聞くと 


一瞬の間を置いて
Mariaとは友達でいたいからその話しは今後絶対にしないで欲しい 

と見たこともない鋭い目で言われたことを思い出しました 



日本から見るとシンガポールも中国もタイも 
それぞれ魅力的な観光地でしょうし 
特にタイやシンガポールは親日国だと思っている人も多いでしょうし 
実際にそういう部分で恩恵を受けているのも事実です


世代にも、環境にももちろんよるのでしょうが
親日という言葉の意味の重さや背景を考えるとき 
こちらのブログが印象に残ります 



http://www.minako-amamiya.xyz/entry/syonanto 



正直、Mariaは戦後の教育について日本人としてどう思ってる? 


大好きな窯焼きのパルマハムのピザを食べながら
友達から投げかけられる冷たい刃のような質問に 
正解のない深い問いに


日本人として異国に住むということを 
改めて思い出させられたのでした 


複数国の外国籍の家族がいるので
幼い頃から日韓関係を中心とした問題に
直面することはあったのですが 


過去の延長線上を生きる一日本人という自分の側面を
タイでもまた見つけるのでした




9th May, 2019
Maria

Bymaria

News

Our CEO had an interviewed by HR NOTE JP.

”日本企業が選ばれない時代に?糸永真理愛さんが考える「日本企業が今後意識するべきこと」”

日本企業が選ばれない時代に?糸永真理愛さんが考える「日本企業が今後意識するべきこと」

Bymaria

11thApr2019_5月の桜

ふと、 
日頃から不思議に思うことリストの一つに 


同じ場所にいても 
誰と一緒にいるかで世界は変わる 


というものがあります 



住み慣れたいつものエリアが 
ある人といると特別華やかに見えたり 
鮮明に映ってエネルギーが湧いてきたり 


そうした感覚的な違いだけではなくて 


その人が開けてくれた扉の中に入ってみると 
普段出会わないような素敵な人が沢山生活していたり
未知なる世界が広がっていたり


そして新たに植えつけられたイメージによって 
その場所に対する印象が大きく変わったり



誰と生活するか 
誰と時間を共にするか 


同じ場所にいたとしても 
人生の質はまるで変わってしまうという不思議 




これは同じ日本人としてタイに移住しながらも 
どうしてもこの国に馴染めないでいる人、 
この先ずっとこの国に住みたいとまで思う人、 


と、いろんな意見があって 


この国の持つ要因に加えて
普段誰と過ごすのか


というのも 
大きくその満足感に影響をもたらすのだろうと思います 



これはもちろん、
どこにいても同じだと思うのですが



自分の手を開いて見たときに 
5本指の中央にいるのが自分 
残りの4本に日頃自分が一番コミュニケーションをとる人

を順に当てはめてみて 


その4人と
自分を含めた5人の 


性格とか能力とか収入とかステータスとか 
他者からの評判とか人気とか
そういった目に見えるものも見えないものも


全てを引っくるめた平均が 
今の自分をつくりだす要素になっている 


と聞いて以来 
たまに自分を含むその5人を確認しています 



今と違う場所に行きたかったら 
現状を変えたかったら 


まずはその4人のうちの誰かを 
変える勇気がいるのかもしれない 


類は友を呼ぶというのは全国共通で
優秀な候補者に会うためには 
まずそのネットワークに接触すること 


優秀な彼らが紹介してくれるのは
決まって優秀な友人というのは 
仕事をしながら日々感じます 




来月から数名新しい社員が入社するのですが 
幼少期からInternational school育ち 
英語はネイティブレベル 
日本語も少し 
海外経験も長く 
稼業もビジネスをしていて
幼い頃からビジネスの山谷を間近でみている 


といういわゆるタイニーズといわれる方達で 


仕事以前にまず言葉が通じない 
と嘆いていたこれまでの日々から一変するでしょうし



同時にマネジメントも
これまでとは異次元のものを求められると思うと 


前向きな緊張が走ります 


1ヶ月後は同じ場所にいながら 
まるで違う世界を感じてみようと 



今年も桜は見れそうにないけれど 
組織として新しい春を迎えたいと思います



11th April
Maria

Bymaria

28Mar2019_Friday night love letter

本人の了承は得ていないのですが
タイ人のスタッフから受け取ったテキストを
公開してしまいましょう


責任感が薄い、怒ったら辞める、仕事が遅い
と巷で言われる(ことも少なくない)タイ人スタッフとの
リアルなやり取りです



下に翻訳しています



I think the best things that I hope or wish to you is
speaking out everythings to us.

If you having through hard times, please just believe in us 
that we’ll be a part of you for doing anything.
Because this things is not only about a boss or an employee
but also about an our organization. 

Everytime when I see you,  I’m very proud of you
because you are the one that lead organization and us. 

Please believe in yourself as I always believe in you 
and if it there’s anything you worried about
please don’t hesitate to tell us. 

You know that you are not only CEO or boss to me 
but also like a sister or mother who take care of us as well. 
Please feel free to tell me about anything. 

Its really ok, totally ok, 100% okay for sure for me. 

About — company, I really understand more and
I really want them to feel okay about all theh process. 

Promise to you that we will do as much as we can and 
I wish it will be done on Monday. We understand all the situations. 
I think if we can make them done, we will feel so happy and proud of that.
You know why because we know everyone do try our best to make it done together. 

You don’t walk alone na. We always walk together : )




一番良いことは
Mariaさんが思っていること全てを

私たちに話してくれることだと願っています。 


なぜならMariaさんが辛い時、

私たちが側にいて何でもすると信じて欲しいから。 


だって私たちはただのボスと社員の関係では無くて、

同じ組織の一員だから。

いつもMariaさんを見る時、とても誇りに思います。 
だって組織と私たちをリードしてくれる存在だから。
 

お願いだから私がMariaさんを信じてるように

Mariaさんも自分を信じて 
もし何か悩んだりしてることがあれば

私たちに伝えるのを躊躇わないでください。 

分かりますか?
Mariaさんは私のCEOやボスというだけでなく
私たちをよく面倒見てくれるお姉さんや
お母さんのような存在でもあるのです。 

本音を言ったら私たちがどう思うか、
を気にせずに何でも話してください。 

本当に大丈夫です、私は100%大丈夫です。 

お客さんの会社について、
お客さんの気持ちがよく理解できました。 
全てが上手くいっていると安心してもらうために 
出来ること全てに全力を尽くすと約束します。

私たちは全ての状況を理解できています。 
もし全てが終了した時はとても嬉しいし
誇りに思うと思います。

なぜか分かりますか?
私たち全員が一緒にベストを尽くしているからです。 

Mariaさんは独りじゃないです。 
私たちはいつも一緒に歩いています。 













少し複雑な背景を置いておいて 

ある案件が上手くいかずに
お客さんに迷惑が掛かっていることに対し 


責任感が薄く事態の大きさを
まるで分かっていない社員に痺れを切らしたものの


話したところで理解されないのじゃないか 
相手が本質的に事の次第を理解できるようにはどう説明すべきなのか
怖がられてその後の関係性・報告内容の質が悪くなるのではないか 
萎縮させてしまい事態がさらに悪化するのではないか 
 


という迷いや不安から 
普段ならば絶対に言わないような
怒りと失望とを織り交ぜた本音を 


しかも金曜日の退社後の19時過ぎに 


ただ絶対に今伝えなければとの思いで伝えたところ、 



新卒5ヶ月目の新卒スタッフA
(前回のブログのAと同一人物)から 
数回のやり取りを通じ返ってきた返信でした 
 


そして彼女は無給にも関わらず土曜日に出社し
自分で考え今できる最善の策を施した後
それを報告してくれ、
その後も進捗状況を小まめに報告してくれるのでした


ミスをしたのは彼女ではないのですが
当人はその事の次第に参っており

全ての事情を理解した上で
同僚をサポートするために自ら動いてくれたのでした






正解のない組織運営だけど 
自分の中の壁もアップグレードしていきたい。 



28th March 
Maria 


 
Bymaria

31Jan2019_上司と部下の不器用な関係

上司が社員に求めるもの 
 


それは 業績必達であり 
日々のタスクへの責任であり 
指示を即座に理解し率先して行動に移してくれ 
時には先回りしてリスクヘッジしてくれる能力


こうしてみるとまるで 
「スーパーマン」を言葉にして分解したような文言 


稀にそうした上司の期待値を
上手にカバーする社員がいるので 
それが出来ない大半の社員は減点評価で 
何らかのネガティブなフィードバックを受けてしまうのではないでしょうか 




今日は社員を主役に
マネジメントの責任について考察してみました 



社員が会社に、上司に求めるもの 
 


それは 安心できる居場所であり 
自分の存在を尊重してくれる場であり 
一方的な答えを押し付けてこずに評価し認めてくれる存在 


とこちらはまるで 
絵に描いたような理想の家庭?
パートナー像を表したような文言 


多くの上司は目まぐるしい日々の業務管理に加え 
社内外の様々な人間関係の中で複雑な役割を担い生活しているため 
上記の環境を無意識につくり続けられる人は少ないのではないでしょうか

(私には絶対できません) 



相手は自分を映す鏡といいますが 
部下の態度が上司の態度の表れだとしたら 


お互いに完璧を求める不器用なパートナーのようで 
双方にもう少し現実的な歩み寄りが必要となりそうです



弊社には対照的な2人の新卒社員がいます 


Aはタイムリーな報告が口頭・文面でできる 
指示を出してからの動きが秒速 
非常に高いプロセス評価を得ている 
よく笑い、よく感情を出すので状況が分かりやすい 
タスク管理が出来ており毎日の成果がコンスタントに見える化されている 
業務外のサポートも率先している(周囲や上司へのサポート) 


Bは聞けばすぐに答えるが自ら報告は出来ない 
指示を出した後も初動までにタイムラグがある 
結果は出すもののプロセス評価は低い 
感情の出し方が不器用で伝わりにくい 
タスク管理は出来ているが、プロセスが見えないので評価が難しい 
業務外のサポートは言ったことはやってくれる程度 


二人ともまだ新卒入社5ヶ月目で 
厳しい試用期間をパスしたばかりなのですが 


日々身近で接していると
二人への自分の評価・期待・信頼の差が 
大きくなってきていることに気づきます 



ただ

果たして自分が新卒時代に
どちらタイプだったかというと 
明らかにBなのです。汗 



明らかに忙しいオーラを放つ苦手な上司に
どのタイミングで報告したらいいか分からないし 
何をアウトプットしても注意されるのが恐ろしいし 
機嫌を損ねないようタイミングを見計らわないといけないし

間違いのないよう一言一言に気を遣わなければならないし 

成果は出すのであとは放っておいてと思っていたし 

と、そんな本音を思い出します。 



そう、報告しない部下には
決して語られない沢山の理由があるのです。 



社員が一番疲弊するのはエモーショナルワークといいます 
全ての利害関係者にそれぞれ大変な気遣いをしながら仕事をしています 


上司ももちろん気を遣っておられるのでしょうが 
経験値の浅い部下のメンタル指数をベースにすると

やはり程度が異なるのです 



ところで 
業務スピードの妨げやパフォーマンス低下の

トップ5の要因を下記とすると 


1.優先順位が不明・間違っている 
2.スキル不足(実行のための) 
3.優柔不断(小さな取捨選択に迷って決められない) 
4.不安(失敗や評価の恐れにより経過報告が遅れる) 
5.モチベーションの低下(1-4により生じる) 


方向性のズレを修正したり、
問題点を見つけたり 
着手前に躊躇する時間を削減したり 
ポジティブなフィードバックにより自信をつけてあげるためには 



上司と部下の日頃のコミュニケーションから

現状把握をすることしか特効薬がなさそうです 





ということで

弊社では毎月、毎週決められたKPIが個々に設けられており 
それに基づいた日々のスケジュールを各々が作成して毎朝共有し 
帰社後に日々のパフォーマンス結果を共有し 
毎晩私からフィードバックを受けるのですが

(上記のプロセスは全てLineで行われます) 
(加えて毎週金曜日に個々人のコーチングタイムが設けられています)



一つだけ気をつけているのは 
彼らがそのKPIを達成することで何を得るのかを明確にすることです 


会社の未来≠社員の人生 
なので 
会社の目標≠社員の目標 
なのです 


給与が発生しているからと言って 
会社の目標だけを社員に課すのはやや原始的な気がします 




Aの夢はファッションデザイナーになること 


5th consultingでの業務を通じて


あらゆる人とコミュニケーションするスキルや 
まずは人の夢を叶えることをサポートすること

社会人として経験を積んでKPIを達成することで自分に自信をつけること 

コーチングの際にそんなことを得たいと話します


Bの目標はお父さんに認められる起業家になること



5th consultingでの業務を通じて 

社長(私)の苦労を間近で見て自分の将来をイメージする

小さなビジネスモデルで収益を生む仕組みを学ぶ

コーチングを通じてざっくりとした夢を具体化していく

そのために色々な人との関わりからロールモデルを探す


ということをコーチングで深掘りしました 
 



そう、彼らの将来にこの会社はありません 




でも、いいのです (本当は胸が張り裂けるほど悲しい。涙)



世界は広くて素晴らしいのですから







そして若い彼らの目標はものすごい速さで変化を遂げます





でも、全然いいのです (本当はそんなんで大丈夫?とかツッコミたい。汗)



世の中の変化もまた目覚しいのですから

 




彼らがいなくなってはダメになる会社であってもいけないのですから 
私も彼らに依存しない経営を目指さなくてはなりません 

かつての日本の終身雇用制度による共依存型システムの逆、
誰が入社しても成果を出せる独立型システムを模索しています 




本当の愛とは
相手に翼を与えることだと思うのですが 

(すみません、昔からいつもなぜか何事も

 愛の話しに飛躍させて説明する傾向があります)
 

私が起業という夢を叶えるために経験した2社のように 




社員の成長を通して 
(社員にもっと広い、まだ見ぬ大きな世界を羽ばたく翼を与えられて) 


お客様に貢献する組織づくりを目指したいです
(その成長を体現することでお客様の組織開発・人材育成に携わる会社になりたい) 



そしてあぁ、
私も大きくて強くて優しい翼が欲しい。





どこにいても、何をしていても 
人は自分の思考に縛られがちな存在ですが


自分の固執する小さな小さな世界から
飛び立てるような翼を、自由を。








21st March
Maria

Bymaria

14Mar2019_珍マター。

タイ人社員が会社を休む理由 


個人的に記憶に残るランキング 
(注:起業前のエピソードとお客さんから聞いた話しを含む)


3位「鼻が痛い」 
頭が痛いとかお腹が痛いは良くあるのですが、 
鼻が痛いはマイナー過ぎて、 
また英語で副鼻腔炎なのかアレルギー性鼻炎なのか
容体を聞くすべもなく 
この時は咄嗟にOKとしか言えませんでした。 
タイ人の不意打ちは世界最強です。 


2位「Audryが亡くなり、涙が止まらず、とても悲しくて1週間休みます」 
部下から朝一番にLineで訃報を受け、 
もちろんまずは気持ちを落ち着かせて 
しっかり家族の側にいなさいと答えたらしいのですが 
はて、Audryって妹さんだったかな?と疑問に思い 
1週間後に出社してきた部下に様子を伺うと 
飼っていたウサギさんのことだったようです。 


1位「Urgent Businessが発生したため」 
え、会社の仕事はurgent businessじゃないの? 
っていうかurgent businessって何?
うちの仕事は副業なの?? 
色んな憶測が脳内を駆け巡ります。 



大阪人でなくても突っ込みどころは満載なのですが 
有休の他に年間30日間のSick Leaveがあるタイ人にとっても 
30回分の理由を考えるのは大変なのかもしれません。 



オフィス内で起こった珍事件 


個人的に記憶に残るランキング 
(注:起業前のエピソード) 



3位「お花の付いたスリッパでお客様訪問」 
ビーチサンダル型のフワフワした黄緑色のスリッパ。 
オレンジの大きな花も付いているスリッパを履いて 
お客様訪問に行った部下。 
どうしてそれを履いて行ったの?という質問に
I’m so shy na ka(きゃーそんなこと聞くなんてとっても恥ずかしいですー)と 
顔を赤らめて両手で頬を隠す小粋なテクニックで対抗。 


2位「Sexyとパジャマ、オフィスウェアはどっちが正解」 
パジャマのようなゆったりした
チェックのワンピースを着て出社した部下に 
タイ人の女性上司がお小言。
パジャマ女子が女性上司に反発し、 
お腹が丸見えのセクシーすぎる格好で出社するあなたの方が如何かと。 
結局その二人では埒があかなかったらしく
私にどっちが正しいのか聞きにくる。


1位「お客さんを口説く」 
オフィスがザワザワしだして、
きゃーという悲鳴も聞こえてくる。 
突然どうしたの?と聞くとある社員がお客様を口説いているのだと。 
どういう人が好きか、結婚願望はあるのか、どんな映画が好きか。 
その電話の後涼しい顔で案件を勝ち取ったことを報告しにくる部下。 



この3つの事件以上にちょっと危険な事件もあったのですが 
タイに来た最初の数ヶ月はまだ全てが新鮮でカルチャーショックもあり 
どれもこれも大笑いが止まりませんでした。


企業に属していると色々と余裕があったのでしょうか。 
Youたち今日もぶっ飛んでるね!
と楽しんでいられたのが 
一通りのネタに慣れてくると
段々と笑いが失望に変わり 
最終的には本当にヤバイと感じた社員には
warning letterを出して 
ここが変わらなければ退職を仄めかすという面談も行ったりしました。 


あぁ、本当にヤバイ社員というのは本当にヤバく 
ベンツで出社してくる新卒なのですが、 
恐らくマリファナを吸って出社、 
爆音で音楽を聞きながら仕事、
女の子にちょっかいを出し始め 
もう全社員から怖がられるという 
そんなことがあったのも今思い出しました。 



今の社員は熱が出ても出社、 
残業代が出ないのに残業(かなりたまにですが)、
遅刻もなし、 
対応マターがあれば遅い時間でも対応する、 
決められた期間内に成果を出す 
毎日のタスク整理が明確でタイムリーに報告ができる。 



と過去の社員たちと比較すると 
人種が違うのではないかと思うほど
涙ぐましい努力を見せてくれるので
(それとも普通のことなのか・・)
もし自社で変な社員を見かけられたら、 
組織のシステムが甘いのだと、 
心当たりを探ってみるのもいいかもしれません。


確かに怒ると会社に来なくなる、辞める、
と巷にささやかれているタイ人ゆえに
注意することを躊躇する日本人上司も多いようなのですが
パフォーマンスの良くない社員を放置しておく側にも
問題があったのだと今になれば思うのです。



では、お腹が空いてしまったので帰ります。




14th March
Maria

Bymaria

7thMarch2019_Career Salon at 5th where miracles begin

兼ねてより告知させて頂いていた
「Career Salon at 5th」の記念すべき第一回を
沢山の皆様の温かいサポートにより
昨晩無事に開催・終了することが出来ました。




 

7-8万人の日本人が住むと言われるタイ。 
数多の和食レストランを始め

日本語が通じる総合病院、学校、お教室、他様々なサービスは
他国のそれとは比べものにならないほどの住みやすさを
異国にいながらにして享受できる住環境があるように感じます。






しかし、

これらをつくり上げてこられた
先達による途方もない道のりに感謝しつつも



女性視点という偏ったレンズで見渡してみると



どうしてもまだまだ
これから未来に活躍する後輩のため、

そしてもちろん自分たちがより暮らしやすい環境を整えるために

動かなければいけないことが山積しているように思えるのです。


 


私たち日本人コミュニティが属する日系企業において、
仕事上接する日本人は殆どが男性。

決裁権を持つ組織のトップはほぼ100%男性。





日本とタイという二国の持つ様々な歴史的背景や政治的事情から

こうした現状があるのは理解に容易いものの




あまりにも男性社会に浸っている中で、
とうとう周りに女性がいないという事実や

女性社員が抱えているであろう問題に
疑問や関心すらを
抱くことすら忘れてしまうことには危機感があります。




一体どれだけの女性が孤独や不安を抱えながら
家族や友人のいる母国から遠く離れたこの地で 
男性上司とタイ人スタッフの間で
孤軍奮闘しているのかと
心配に思う気持ちが次第に自分の中で色濃くなっていきました。






バンコクに住む日本人女性、

または日系企業で働く外国籍の女性が集い

彼女たちのライフキャリアをシェアしながら
それぞれが抱える悩みや問題を解決していく場がつくれないだろうか。






親しくしている女性の友人数人に
この企画を話してみたところ
思った以上に賛同してくださったと共に
自分たちにも何か出来ることはないかと
背中を押してくれたことが大きく

小規模ながらも企画から1ヶ月足らずで開催に至ったのでした。




平日水曜夜19.00-21.00ということで
遠方勤務の方や車通勤の方の渋滞事情を心配していたものの
当初想定していた人数を上回る方から参加表明をいただき
3か国籍からなる13名(+ゲストスピーカー)の女性たちが参加くださりました。



テーマは「ライフキャリアについて考える」とし
1名のゲスト(今回はBTL SANKYO GLOBALの大岩美波子さん)の
過去・現在・未来のライフキャリアを題材に
全員で今後のライフキャリアにアドバイスをプレゼントする
という仕立てです。


一番盛り上がりを見せたように感じる
「お悩み&アドバイスセッション」
から出てきた内容を一部ご紹介します。 



 ゲストのお悩み→Q
参加者からのアドバイス→A





Q-1:ロールモデルとしての女性管理職の少なさ

     A:実際タイ人の女性管理職者は多く、仕事・家庭のどちらも
         諦めない方が多いイメージなので彼女たちに相談したり参考にする
     
A:同じ会社の女性社員(自分より年次や役職が上の方)とシスター制度を組み
         1年くらい掛けてメンターとしてキャリア形成を手伝ってもらう(実例)

 


Q-2:勉強(研修など)相談場所・・・人事部不在

     A:自分自身が実績を積んで管理職になり発信力を付ける
        (人事機能をつくる提案や働きかけをする)

     A:本を読んだり多くのコネクションをつくる

     A:悩んでいることを明確にまとめ、社内外含め誰に聞くかを決めすぐに聞く 
 


Q-3:営業方法、費用対効果・・・接待、ゴルフ?

     A:ウィークリーマガジンを配信し、こちらが動かなくても
         レバレッジを掛けて営業できるような環境をつくる

     A:セミナーやイベントなど多くの人が集う場所に行き効率的に営業する
     
A:自分で全てすることを考えるのではなく、
          部下の能力とお客さんを上手くマッチングさせるアンテナを張る

     A:各お客さんに合わせた営業をすることが結局は近道となる

     A:接待を受ける側なので自分の発言がコストやデリバリーに対し
          公平性を保っているか気を付けている
 
         (自分の言葉によって変な力が加わらないか常に意識している)




 Q-4:お世話になった人々や地域に還元・貢献できること

     A:駐在員の子供にボランティアで英語を教えるなど
        お母さんをサポートする(得意なことを活かせる場を探す)

     A:日本語を学ぶタイ人に日本語や日本文化を教える
     
A:かつて自分が困ったことに対し同じことで困っている人のサポートをする
        
(妊娠中つわりや出産に関する情報が得られなくて困った経験から
         管理栄養士の資格を活かした専門的なアドバイスをする、など)

     A:寄付だけでなく、言葉が通じなかったとしても
         里親のない子供と遊べるようなプログラムに参加する




参加者の属性を細かく分別すると
下記のようになりましたが

多様な視点から、より納得度の高い
多角的なアドバイスが受けられたように思います。


私自身とある企業さんで取り組まれているという
「シスター制度」は
形を変えてこのCareer Salonでも実施できないか
と考えており
素晴らしいアイデアを頂きました!





>日系企業勤務者
 
     駐在員(管理職者、非管理職者)
 
     ローカルスタッフ(管理職者、非管理職者)
 
     現地採用

>外資系企業者
 
     ローカル採用

>駐在員妻

>学生







悩みは幸せのタネ、
悩みを解析し幸せを見つけよう



という意味のフランスのイディオムがあるのですが



ゲストの大岩さんが投げ掛けてくれた幾つものお悩みから

参加者の皆さん一人一人の素晴らしい前向きなアイデアにより

一女性としてだけでなく、社会に属する一人の人間として 
狭い視野を少し広げる機会が得られました。






仕事でとても辛かった時期に
「置かれた場所で咲きなさい」
という言葉が
支えてくれたという大岩さん。 



20代という若さ、

タイ支社では日本人女性一人、

加えて日本人社員では勤務年数が最年長


といった 
文面以上に大きな役割を背負いながらも

自ら道を切り拓いている素敵なファーストゲストとともに
様々な分野で活躍する魅力的な女性が集まり
企画者の私が一番学ばせて頂いてしまいました。






女性による女性のためのプラットフォームとして

機能していくにはまだ始まったばかりなのですが
実際にこの取り組みを始めてみた後で感じることは
小さくても一つ一つのアクションが
未来を変える可能性となることです。 


Career Salon by 5thのサブタイトルを
Where miracles beginとしてみたのですが 


いつか、この場が誰かにとって
奇跡的な何かが始まった起点となることを願って
第二回開催の企画をしていけたらと思います。



もちろん女性達だけでなく
男性の皆さまのお知恵をこれからも拝借できれば幸いです。



7th March
Maria