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20th August_From Thursday_危険なアラート

Bymaria

20th August_From Thursday_危険なアラート



在タイ日系IT企業さんのとある集まりにお声がけ頂き
「タイ人スタッフのマネジメント」と称したwebinarを実施しました

 

在タイ日系企業の抱える悩みと課題
タイの歴史
ミニシュミレーションクイズ
打ち手を考える

 

といったアジェンダだったのですが
双方向ディスカッションのクイズが一番盛り上がったので
少しご紹介させてください

 


1: 駐在員としてタイに赴任したばかりの時に
    部下が10分間遅刻をしてきました。
 あなたならどうしますか?

 

2: 部下が早退したいと言ってきました。
理由を聞くと彼女が怪我をしたとのこと。
あなたならどうしますか?
 

3: 12名の社員のいる出張所。
どうやら奥さんのいるリーダーが部下に手を出し離婚。
その後8人の社員が退職。後日退職した社員の1人が人事に相談し
社内で起こっている問題を退職した7人の社員とともに社長に伝えたいと。
話しを聞いた人事は退職した社員と社長のランチ会を設定。
その後社長はリーダーと面談。リーダーは内容を否定、
社長はリーダーを信じ何もしなかった。結果人事も退職、
会社の存続が危ぶまれ現在は他社に買収されている。

あなたが社長だったどうしますか?




これらは全て実際に在タイ日系企業で起こったケースであり
ドラマのような3のケースに関しては
実は弊社でも似たようなことがありまして・・
と参加者の中からまさかの声があがりました

 

いずれも正しい解はないのですが
下記タイ人コンサルタントと用意した回答です



1.のタブーは人前で怒らない、怒鳴らない
これはタイにいる日本人であれば弁えていることだと思います

またホワイトカラーとブルーカラーでも対応が異なり
前者であれば理由を聞いたり社則でペナルティがあれば説明したり
行動改善を促すのが通例


後者であればルール違反であることを毅然とした態度で叱り
善悪をしっかり理解させることが必要
でないとナメられてしまい事態が悪化することも多々あるようです



2.これは意外だったのは回答くださった多くの方が
人に迷惑を掛けないように対処した後で
彼女の元に行かしてあげると回答されたことでした



みなさんお優しいですね。
私だったら目が点になりそうです。



これはホワイトカラーであれば

-会社としてNGであれば方針を説明すれば理解するので大丈夫
-彼女との関係性や怪我の様子を聞いた上で事態が重く他に行ける人がいない
 場合は行かせるが代わりに給与や有給消化、翌朝早く出社、などの
 代替条件提示もOK
-外資系であれば成果を出していたりやることをやっているのであれば大丈夫


ブルーカラーの場合は

-病院に電話しその彼女が実在するのか、その程度の怪我なのか、
 他に誰も呼べないのかを自分で確認し嘘だった場合は
 毅然とした態度で叱る必要がある
-事実だった場合は行かせる



ということで

同じタイ人のマネジメントといえ
オフィスと工場では一括りにできないことを学びました

 


 

3.は内容に比例して空気も若干重たくなったのですが
面白い質問がありました
 

Q. やめた社員は何を期待して社長に話しをしたのですか?

A. 何も期待していませんでした。会社が大好きだったので、
    会社が良くなって欲しいという気持ちで社長に事実を話したのでした。


Q. タイ人社員のいうことを信じられない場合どうしたらいいのですか?

A. 360度評価のように、本人だけでなく部下、同僚、上司から
事実を探る必要があると思います



 

日本人駐在員にとっては数年間の任期の中で
成果主義方針を取られる方も多いと思います


その下で働いている社員は
日本人上司が何を大切にし
何を求めて仕事をしているのかよく見ています


タイ人にとっては一人一人の上司を
忘れることの出来ない日本人上司として記憶し
それを日系企業のやり方と理解するのです


 

 

成果を重視するあまり
本社に対しタイ支社で問題を起こさないように隠すのか
力のないスタッフには耳を傾けないのか
問題の根源を解決する懐と知恵を持たないのか


 日本人上司の一挙手一投足を見ているということでした

 

 



 最後にタイの歴史についてシェアした内容なのですが
タイにはアムナート(権力)とバラミー (人徳)という言葉があります

  

「アムナートがあってもモット・バラミー (人徳を失う)と終わり」

 

目の前のタイ人スタッフの微笑みの奥に隠されたこの考えに
不安になる気持ちがあれば天からのアラートなのかもしれません

 

 

From Thursday
Maria 

 

 

 

 

 

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