エピソード3:
誰かがタイは柔軟な考えを持った国だと言った
こんにちは!
実は今日はこの一連の動きについて話すことがあまりなく、
エピソード3と呼ぶことができるか分からないのですが、
興味深いことがあったのでご紹介します。
先日デモに参加する人たちとは
異なる考えを持っている方と話す機会がありました。
彼女を「C」と呼びましょう。私はまず、Cがすでに抗議要件について
読んだか質問しました。 Cは「読んだが、たとえば首相の辞任に関する
ことなど中には不可能なものがある。」と言いました。デモ隊の考えとしてはこれらの要件は政府が本当にやろうとすれば出来ることだと思っているので、私にとってもこのCの意見には考えさせられました。
そこで、
今日はここで抗議の主要な3要件についてお話しし、
皆さんがこれらの要件をどう捉えるか、また政府がこれを行うことは可能かどうか、という問いを投げかけてみたいと思うのです。
これらが3要件です。
1.人々を脅迫するのをやめる
(政治運動を行い、政府の活動を批判することに対して)
2.憲法を書き直す
(通常、民主主義国では憲法を頻繁に書き直すことはないですが、1932年にタイが君主制から民主主義に政権を変更して以来88年間ですでに国民の知らないところで20回改憲されています。参考までに、タイでは過去に13回のクーデターが行なわれています)
3.議会を解散する
これが2020年7月時点での抗議者からの最初の3つの要件でしたが、
政府はそれらを無視しました。彼らは問題を解決する機会があるときも沈黙を保ち、物事を持ちこたえさせようとする傾向があるようです。
その後、抗議者たちは要件内容を変えることによって
事態を進ませようと決めました。
こちらが変更された最新の要件です
1.首相と彼のチームは辞任する必要がある
2.議会臨時会合の実施と憲法の書き直し
3.モナーク改革
(王族が政治に関わらないこと、
また王族の税金の使い道をオープンにすること)
これについて、皆さんはどのような意見をお持ちでしょうか?
実を言うと、タイの人々の間でも本件について
2つの全く異なる考えがあります。ほぼ半数の人々がこの要件に
同意していません。改革する = 荒廃するという人もいます。彼らはこの要件に完全に反対しています。多くの人が心を開いて話す準備ができていないので、この話しは長い議論になると思います。
P.S. 抗議者は政府に要求するだけでなく、
これを行うためのロードマップも持っています。また、抗議に参加した人々はすでに刑務所から釈放されているという朗報もあります。
P.S. 11月9日、デモ隊は民主記念塔で抗議し、
王に手紙を送るため宮殿に行進しました。予想通り警察は再び放水砲を
使用しました。驚いたことに、今回は申し訳ありませんでしたが
意図していなかった、単なる事故です、という言い訳付きで。
何はともあれ、抗議者たちは警察を信じていません。
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