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From Thursday_テレワーク時代の国境線と自己意識

Bymaria

From Thursday_テレワーク時代の国境線と自己意識



2018年に行われた
とあるテレワークの調査によると
テレワークを許可している企業の割合は
下記の結果となったよう


アメリカ  85%
シンガポール 35%
イギリス 20%
フランス 20%
日本 19%


アメリカだけが突出して高いのは
2011年にテレワーク強化法という法律が
施行されたことにも起因していて
その結果下記のような効果が確認されている


– 交通渋滞の緩和
– 公共事業が減る
– CO2排出量の削減
– 都市部のオフィス需要の軽減
– 分散によるセキュリティの強化

 

( タイも同様ですが )
一括採用がなく中途採用がメインの欧米では
企業採用時に仕事内容を明文化し雇用契約を結ぶ


ジョブ・ディスクリプションに記載される代表的な項目は
職務のポジション名、目的、責任、内容と範囲、
求められるスキルや技能、資格など


目的はそれぞれの社員の職務について
明確に規定し曖昧さを排除するため


ジョブ・ディスクリプションによる人事管理のメリットは
業務上の無駄や非効率が少なくなり組織の生産性向上に繋げること


社員の職務成果や評価はここに記述されていることが
どの程度出来たかという客観的な基準で判定されるため
評価への不満や不公平感が起こりにくいとされる


よってこの内容が期限内に求められる品質で仕上がれば
仕事をする場所にこだわる必要もなくなり

仕事が行われる場所は自宅でも
カフェでもプールサイドであっても構わなくなるのです

着るものだってよれよれのTシャツでも
お気に入りのルームウェアでもいいでしょう

 


日本語、英語、フランス語が完璧に話せて
営業が得意で入社初日からいくつものお客さんを獲得してくる
優秀なタイ人スタッフと話していた会話の中で


タイ企業に勤めている時は
ボーナスの提示額について上司や人事に質問をした際に
明確な計算方法や理由が返ってきて納得感が高く
何をどれだけ頑張れば何を得られるのかが理解できたけれど

東京にある日本企業で働いていた時は
同じ質問をしても不明瞭なままで
長期的に考えた際に仕事の責任の範囲と評価の不明確さが
モチベーションの低下に繋がると気付いたと
ただ、絶対にリストラは無いのでその点は安心でした
というものがありました


昨今のパンデミックの影響で
テレワークがようやく日本やタイにも広がっているようです


決まった時間にオフィスに出社する意味があるのだろうか?
打ち合わせはお客さんの元に必ずスーツを着て
訪問しなければならないのだろうか?

多くの企業がテレワークを強いられた結果
働き方に対する大きな価値観の変化が顕在化しました

オフィスを解約したりリモート営業を開始して
オフィスの管理費や社員の交通費の節約に成功した企業は少なくなく
独立のための副業・起業準備に本腰を入れ始めた雇用者も驚くほど多い 



国境が強化されるこの特別な期間において
個人の動きや関心はより柔軟にどこまでも拡張されて

国家が互いに国境線を強く濃くしながら内部強化をはかる中で
人々は自分固有の力を確保するために三思する


誰もが長期予測を付けることなど出来ない変化の中流において
客観的正義、個人の自由、人道、人権といった観念が
ひとつひとつ見直され、再定義されていく


自分は何者で、どこで何をして、何を得るために、誰と生きていくのか
より明確なイメージを磨いていくことが求められているように感じます


波にのまれたことのない魚もいなければ
風に煽られたことのない鳥もいないでしょう


このパンデミックはただ早く終わればいいというのではなく
その意味や根底にある問題に時間をかけた分だけ
真の意味での価値や生産性が上がっていくと考えると
その意味では立ち止まることにも大きな意味があるようです





11th June 2020 / From Thursday 
Maria

 

 

 

 

 

 

 

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