自粛期間が明けタイ国内の採用市場は
コロナの封じ込み成功と共に
緩やかに熱気を取り戻しているような気がしています
さて
7月に入って3回目のPre Probation weekに突入している弊社です
現在5人目となる候補者の自社採用を行なっているのですが
3回目に入る前に社内で議論が勃発しました
トレーニングに入るタイ人営業スタッフが吠えました
次は絶対にモチベーションが高く5日間で使用前期間を合格し
入社してくれる優秀な候補者以外の対応はしたくない!と
5日間一生懸命教えても入社という明確なゴールを達成出来ないのであれば
営業の鬼としてターゲット必達が目標の彼女にとっては
大変辛く先の見えない戦いとなってしまうようです
ということで社内の意見を洗い出し
下記の改善点を加えてみました
スタッフの負担軽減のために毎日私がトレーニングに入る
ということで上記をクリアにして始まった
今月3回目のPre probation中のスタッフの略歴です
チェンマイ大学出身の新卒 (チェンマイ大出身者は転職率が低いと言われていたりします)
GPA3.76 (試験で良い点数を取るのはゲームのようなので得意な方です、と微笑んでいました)
女性 (タイあるあるかもしれないのですが、弊社の社員は全員女性です)
日本語N3・英語もイケる
まだ何をしたいかは明確ではないが
彼女は過去に弊社のPre probationを受けたスタッフのお墨付きの友人でもあり
現在2日目なのですが今までの誰よりも卒なく課題をクリアするので
ほぼ倍速でプログラムを進めているのですが
とっても楽しいと言ってくれるので救われます
4連休を挟むので結果が出るのは来週の木曜日です
コロナ明けの怒涛のPre probationでは
残念ながら誰一人採用と至っていないのですが
プラスの面はインターン生が全員将来の候補者となることです
候補者の数ではなく質を重要視しているので
弊社から紹介できるスタッフは日頃から非常に限定的です
データベース内にも “紹介できません” マークがあって
数割の候補者にこのマークが付いてしまっています
(理由は転職理由や面談時の対応、過去の職場での評判など)
また “普通” マークもあって紹介は可能だが可もなく不可もない
というマークの付いてしまった候補者を紹介することもないので
1. 何かの分野において特筆する候補者
2. 誰がどうみても即採用したいと思わせる候補者
=今すぐにポジションを探す
の2タイプのみご紹介可能な候補者となりますが
現在就職して2年以内の場合はこれ以上のジョブホッパーを増やさないために
声を掛けないという社内ルールも設けているため
本当に”ご紹介できる1人”の重みは大きいのです
弊社のPre probationを受けてくれた時点で1に当てはまるので
インターンを終える際には1か2のマークがデータベースに記録されます
日々この1、2タイプの候補者探しに明け暮れているので
5日間掛かったとしても貴重な1人であり財産です
経営をする上で自分の中の絶対に譲れない何か
によって頭を悩ますことが多くあります
でも
なぜ譲れないのか理由を突き詰めてみると
幼稚な自分を守るためだったり
譲らないことが誰のためにもなっていなかったり
これは自粛期間中に感じていたことでもあるのですが
大切だと思っていたことの中には案外手放せることが沢山あって
どんどん脱ぎ捨てて周囲とのコンセンサスを新たに見出していくと
新しい世界が見え始めていくのです
やだな、変えたくない、譲れない
自分の中のそんな気持ちが教えてくれるのは
知らない間に作っていたマイルール
不要だったり本質とずれていたり、
時代に合わなかったりというものがゴロゴロしていそうです
先の見通しが適わない時代の変わり目において
もっともっと身軽になっていきたいと思います
では、From Thursday!
23rd July 2020
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